
私がサン=テグジュペリの『星の王子さま』と出会ったのは、中学生の頃でした。あの頃から、何度も何度もページをめくり、繰り返し心に刻んできました。
王子さまが別れ際にキツネから教わったあの秘密、「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」は、今でも私の心の中に響き続けています。
この言葉は、私にとって宝物のように大切なものです。だからこそ、学生の皆さんにも、目には見えない「大切なもの」を心の中に大事に抱きしめながら、これからの人生を歩んでいってほしいと願っています。