学校長の部屋

2025.08.31

えだまめ

家庭菜園のエダマメが食べ頃を迎えました。エダマメは収穫後すぐに鮮度が落ちるため、「鍋に火をかけてから採りに行け」と昔から言われます。

丹精込めて育てた株を引き抜き、土の香りをまとったサヤを水洗いして塩で揉み込みます。すぐに沸騰した鍋へ放ち、五分間。台所に立ちのぼる青々とした香りに、胸が高鳴ります。

ゆでたてをひと粒、口に入れると、甘みと香ばしさが広がり、ぷりっとした食感が心まで満たします。「こんなに美味しいなんて」と、思わず笑みがこぼれる瞬間。田舎暮らしの特権です。