
ノーマン・ロックウェル(1894-1978)はアメリカを代表する画家です。ユーモアあふれる情景を温かいタッチで描きました。
この絵では、医師は少女をすぐに診察せず、まず少女が大切に抱く人形に聴診器を当てています。ここには「あなたの大切なものを、私も大切にします」という静かなメッセージがあります。診察は病気を探すためだけのものではなく、患者さんとの信頼を育むコミュニケーションです。
看護も同じです。患者さんには、一人ひとり、その人だけの物語と大切にしている世界があります。その世界にそっと足を踏み入れ、同じ景色を見ようとすること。そこから、本当の看護が始まるのではないでしょうか。